
人気の猫種スコティッシュフォールド。その中に「ストレート」と呼ばれる立ち耳の猫がいるのをご存知ですか?
「スコティッシュストレートとフォールドの違いって何だろう?」「耳が違うだけなのかな?」と疑問に思う方も多いでしょう。
実は、見た目だけでなく性格や大きさ、かかりやすい病気の傾向にも違いがあるのです。
この記事では、2匹の共通点である祖先はどこから来たのかという歴史的背景から、それぞれのスコティッシュストレートの特徴とスコティッシュフォールドの特徴を徹底比較します。
また、気になる毛色はどんな種類があるのか、飼う前に知っておきたい注意点まで詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
どこが違う?スコティッシュストレートとフォールドの違い
- 2匹のルーツとなる祖先は同じ猫
- 名前の由来になった最大の違いは耳が違う?
- 立ち耳が魅力!スコティッシュストレートの特徴
- 折れ耳が愛らしいスコティッシュフォールドの特徴
- 温厚で人懐っこい性格は共通
- 大きさに明確な違いはほぼない
2匹のルーツとなる祖先は同じ猫

スコティッシュストレートとスコティッシュフォールド。
現在、それぞれが独立した猫種として知られていますが、この2種類の猫の歴史を紐解くと、実はその起源はたった一匹の特別な猫に行き着きます。
名前や見た目の特徴は異なっていても、両者は血統的に極めて近い、いわば兄弟のような関係なのです。
物語の始まりは1961年、スコットランドのテイサイド地方にある農場でした。
そこで羊飼いであったウィリアム・ロス氏が、納屋の近くで暮らす一匹の白いメス猫に目を留めます。
彼女の名前は「スージー」。
他の猫たちと明らかに違う、耳の先が前方に折れ曲がっているという、非常に珍しい姿をしていました。
この特徴は、猫の品種改良の歴史において全く新しい「突然変異」によるものでした。
ロス夫妻はこのユニークな姿に強く魅了されます。
そして、スージーが産んだ子猫の中に同じ折れ耳の個体がいることを知り、この形質が遺伝することを確認しました。
これを機に、夫妻はスージーの子猫を譲り受け、ブリティッシュショートヘアなど他の猫種との交配を試みながら、この魅力的な折れ耳を一つの品種として確立するための、計画的な繁殖へと乗り出したのです。
品種としての歩みと「ストレート」の役割
発見された土地の名前にちなんで「スコティッシュフォールド」と名付けられた折れ耳の猫は、その愛くるしい容姿から、やがて世界中の愛猫家を虜にしていきます。
一方で、繁殖の過程では、折れ耳の子だけでなく、遺伝子を受け継ぎながらも耳が折れなかった「立ち耳」の子猫も必然的に生まれてきました。
当初、この立ち耳の猫たちは、遺伝的疾患のリスクを軽減し、血統の健全性を保つ(遺伝的多様性を維持する)ための、繁殖に不可欠なパートナーとして極めて重要な役割を担っていました。
そして近年、この立ち耳の猫たちが「スコティッシュストレート」として、独立した一つの猫種として正式に登録されるようになったのです。
繁殖の歴史における課題
順風満帆に見えたスコティッシュフォールドの歴史ですが、その裏では大きな課題にも直面しました。
繁殖が進むにつれて、特徴的な折れ耳が骨の形成異常を伴う遺伝性疾患と関連していることが懸念されるようになったのです。
このため、イギリスの主要な猫血統登録団体は、一時期その登録を中止するという事態にまで発展しました。
しかし、その後アメリカに渡った猫たちによって繁殖は続けられ、アメリカンショートヘアなどとの異種交配を通じて遺伝的リスクを低減する努力が重ねられました。
こうした歴史的背景が、現在のスコティッシュフォールドやストレートの多様な毛色や性質にも繋がっているのです。
このように、スージーという偶然発見された一匹の猫から始まった物語は、多くの人々の情熱と試行錯誤を経て、現在のスコティッシュフォールドとスコティッシュストレートという二つの魅力的な猫種を生み出しました。
見た目の違いはあれど、その歴史と血筋は、今もなお固く結びついていると言えるでしょう。
名前の由来になった最大の違いは耳が違う?

前述の通り、スコティッシュストレートとフォールドを分ける最も象徴的な違いは、その名の由来ともなった「耳の形状」にあります。
しかし、単に「耳が立っているか、折れているか」という表面的な違いだけでなく、その背景には遺伝子の働きや折れ方の多様性、日々の健康管理に直結する注意点といった、より深い要素が存在しています。
まず言葉の意味から見ていきましょう。
「フォールド(Fold)」が英語で「折りたたむ」を意味するように、スコティッシュフォールドは頭に沿って愛らしく垂れた耳が最大の魅力です。
対して、「ストレート(Straight)」は「直立した」という意味を持ち、スコティッシュストレートは一般的な猫と同じように、凛々しい立ち耳をしています。
この耳の形を決定づけているのは、「TRPV4」と呼ばれる特定の遺伝子の働きによるものです。
この遺伝子は骨や軟骨の形成に関わっており、その変異がスコティッシュフォールド特有の折れ耳を生み出します。
遺伝形式は「不完全優性遺伝」という少し特殊なものです。
これは、親から折れ耳の遺伝子を受け継いだとしても、必ずしも全ての子がはっきりとした折れ耳になるわけではない、ということを意味します。
このため、同じ親からフォールドとストレートが同時に生まれたり、後述するような「折れ方の違い」が生まれたりするのです。
ちなみに、生まれたばかりの子猫は、なんと全員が立ち耳で生まれてきます。
フォールドになる子も、生後およそ2週間から4週間ほどの間に、まるで魔法のように耳がゆっくりと折れ曲がり始めるのです。
この変化は、飼い主だけが見ることができる感動的な瞬間と言えるでしょう。
折れ耳の多様性:フォールドの3つの「折れ方」
一口に「折れ耳」と言っても、実はその折れ具合には個体差があり、専門的には主に3つの段階に分けられています。
- シングルフォールド:耳の先端部分だけが、軽く前におじぎするように折れている状態です。
- ダブルフォールド:耳の半分くらいの位置から、くっきりと折れ曲がっている状態。より「スコティッシュフォールドらしさ」が際立ちます。
- トリプルフォールド:耳が付け根からしっかりと折れ、頭の輪郭に沿ってキャップのようにぴったりとくっついている状態です。ショーキャットの世界では、このトリプルフォールドが最も理想的と評価される傾向にあります。
耳の形状と健康リスクの関係
この耳の形状の違いは、日々のケアや健康面にも直接影響を及ぼします。
フォールドの折れ耳は、その構造上どうしても通気性が悪く、湿気がこもりやすいというデメリットがあります。
そのため、細菌が繁殖して外耳炎などの耳トラブルを起こすリスクが、他の猫種に比べて高くなるのです。
対して、立ち耳のストレートは耳内部の通気性が良好なため、耳の病気にかかるリスクは低いという大きなメリットを持っています。
このように、「耳が違う」という一つの事象の裏側には、遺伝子の働きから見た目のバリエーション、そして健康上の注意点まで、多くの情報が隠されています。
項目 | スコティッシュフォールド | スコティッシュストレート |
---|---|---|
耳の形状 | 前方に折りたたまれた耳(垂れ耳) | 一般的な立ち耳 |
原因遺伝子 | TRPV4遺伝子の変異(不完全優性遺伝) | 同遺伝子を持つが、折れ耳の形質が発現しない |
折れの程度 | シングル、ダブル、トリプルの3段階に分かれる | – |
健康上の特徴 | 通気性が悪く、外耳炎のリスクが高い | 通気性が良く、耳のトラブルは少ない |
生後の変化 | 生後2~4週頃から耳が折れ始める | 生まれたときから立ち耳のまま成長する |
立ち耳が魅力!スコティッシュストレートの特徴

スコティッシュストレートは、スコティッシュフォールドが持つ特有の愛らしい雰囲気はそのままに、ピンと立った耳が知的でスマートな印象を加えてくれる、非常にバランスの取れた魅力を持つ猫種です。
言ってみれば、「子猫のようなあどけなさ」と「成猫の凛々しさ」を同時に楽しむことができるのが、彼らの最大の魅力と言えるでしょう。
ここでは、その具体的な特徴をパーツごとに詳しく見ていきます。
甘さと賢さが同居する表情
スコティッシュストレートの表情を構成する最も重要な要素は、フォールドと共通の「大きな丸い目」と「丸い輪郭」です。
少し離れた位置にある目は、穏やかで優しい印象を与えます。
ふっくらとした頬と丸みを帯びたマズル(鼻口部)が、いつまでも子猫のようなあどけなさを感じさせます。
しかし、そこにすっと伸びた立ち耳が加わることで、ただ可愛いだけでなく、どこか賢そうで好奇心旺盛な雰囲気がプラスされます。
この甘い顔立ちと、キリっとした立ち耳とのギャップが、多くの飼い主を魅了してやまないのです。
まるで「何か面白いことないかな?」と常にアンテナを張っているような表情は、見ていて飽きることがありません。
日々の暮らしの中で、彼らが見せる様々な表情に癒されることでしょう。
バランスの取れた「セミコビー」の体型
スコティッシュストレートの体型は、専門的に「セミコビー」タイプに分類されます。
これは、ペルシャのように手足が短くずんぐりした「コビー」タイプと、シャムのように細くしなやかな「フォーリン」タイプの中間に位置する体型です。
具体的には、骨格がしっかりとしており、筋肉質でがっしりとした安定感があります。
しかし、手足や胴、尻尾は極端に短くはなく、猫らしいしなやかな動きもできる、非常にバランスの取れたボディを持っているのです。
- 首:太く短めで、丸い頭をしっかりと支えています。
- 四肢:長すぎず短すぎない中くらいの長さで、ボディに見合った太さがあります。足先は丸みを帯びており、可愛らしい印象です。
- 尻尾:体長とバランスの取れた自然な長さです。付け根は太く、先端に向かって滑らかに細くなっていきます。
尻尾の柔軟性をチェック
前述の通り、スコティッシュの血を引く猫は、遺伝的に骨格の異常を持つ可能性があります。
尻尾を触ってみて、ごわごわと硬かったり、スムーズに動かせなかったりする場合は、骨軟骨異形成症の兆候かもしれません。
日々のスキンシップの中で、尻尾に異常がないか優しく確認してあげましょう。
密度が高く滑らかな被毛
スコティッシュストレートの被毛には、短毛種と長毛種の2種類が存在します。
一般的に多く見られるのは短毛種で、その毛は非常に密度が高く、弾力性に富んでいるのが特徴です。
触り心地は、まるでビロードや上質な絨毯のように滑らかで、一度触るとやみつきになるでしょう。
一方、長毛種はシルクのように滑らかで、ゴージャスな印象を与えます。
どちらのタイプも柔らかくボリュームがあるため、全体的に丸みを帯びたフォルムを一層引き立てています。
長毛種のお手入れについて
長毛種の場合は、毛が絡まって毛玉にならないよう、週に数回から毎日のブラッシングが推奨されます。
特に脇の下や内股などは毛玉ができやすいポイントなので、重点的にケアしてあげると良い状態を保てます。
健康面での大きなアドバンテージ
前述の通り、立ち耳であることは、スコティッシュストレートが持つ大きなアドバンテージです。
折れ耳のフォールドと比較して、耳の内部の通気性が格段に良く、湿気がこもりにくいという特徴があります。
このため、細菌の繁殖が原因で起こる外耳炎などの耳のトラブルに見舞われるリスクが低く、日々の耳のケアが比較的容易である点は、飼い主にとって大きなメリットと言えます。
もちろん、定期的なチェックは必要ですが、衛生的に保ちやすいことは、健康面で非常に重要なポイントです。
折れ耳が愛らしいスコティッシュフォールドの特徴

スコティッシュフォールドといえば、なんといっても前に向かって折りたたまれた小さな耳が最大の特徴です。
このユニークな耳の形が、フクロウやテディベアのようだと形容されることもあり、その愛くるしい見た目で世界的な人気猫種となりました。
体型は全体的に丸みを帯びており、短い首とふっくらしたボディが特徴です。
独特の座り方である「スコ座り」をすることがあるのも、スコティッシュフォールドならではの魅力の一つと言えるでしょう。
スコティッシュフォールドの主な特徴
- 前方に折りたたまれた小さな耳
- 丸い顔と大きな丸い目
- 短い首と丸みのあるふっくらしたボディ
- 「スコ座り」と呼ばれる独特の座り方をすることがある
ただし、この特徴的な折れ耳は遺伝性疾患と深く関わっており、飼育する上ではそのリスクを正しく理解しておく必要があります。
この点については後ほど詳しく解説します。
温厚で人懐っこい性格は共通

スコティッシュストレートとフォールドは、見た目の違いはあれど、性格には大きな差はなく、どちらも非常に飼いやすい猫種とされています。
穏やかで落ち着きがあり、人間と一緒にいることを好む甘えん坊な一面を持っています。
また、環境の変化にも比較的強く、来客や他のペットに対しても物怖じしない社交的な性格です。
そのため、初めて猫を飼う方や、小さなお子様、先住ペットがいるご家庭でも安心して迎え入れることができるでしょう。
個体差と注意点
もちろん個体差はあり、中には自立心が強く、過度に構われるのを嫌がる子もいます。
特に、無理に抱っこされるのを好まない傾向があるようです。
愛猫の性格をよく観察し、その子に合った距離感で接してあげることが大切です。
オスとメスの性格の違い
一般的に、オスの方がより好奇心旺盛で遊び好き、甘えん坊な傾向があるとされています。
飼い主に積極的に関わってきてくれるでしょう。
一方、メスはオスに比べて落ち着きがあり、穏やかに過ごすことを好む子が多いようです。
自立心もやや高めで、静かに飼い主に寄り添うような関係を築きます。
大きさに明確な違いはほぼない

耳の形に違いはありますが、体の大きさに関しては、スコティッシュストレートとフォールドの間に明確な差はほとんどありません。
どちらも猫の中では中型サイズに分類されます。
個体差はありますが、成猫時の平均的な体重は以下の通りです。
オス | メス | |
---|---|---|
平均体重 | 約3.0kg ~ 6.0kg | 約2.5kg ~ 5.0kg |
どちらも骨格がしっかりしており、筋肉質な体つきです。
特に運動量が少ない子は肥満になりやすい傾向があるため、後述する病気のリスクを減らすためにも、適切な食事管理と体重維持を心がけることが重要になります。
飼う前に知るスコティッシュストレートとフォールドの違い
- 豊富なバリエーションがある毛色は?
- 寿命は平均10年~15年
- 価格相場は耳の形で変わる?
- 遺伝性の病気リスクに違いがある
- 総合的にスコティッシュストレートとフォールドの違いを理解
豊富なバリエーションがある毛色は?

スコティッシュストレートとフォールドは、その歴史の中でアメリカンショートヘアやブリティッシュショートヘアなど、様々な猫種と交配されてきました。
このため、毛色のバリエーションが非常に豊富で、あらゆる色が公認されています。
単色だけでなく、縞模様の「タビー」や三毛の「キャリコ」など、模様のパターンも多岐にわたります。
代表的な毛色には以下のようなものがあります。
- ホワイト
- ブラック
- レッド(茶トラ)
- クリーム
- ブルー(グレー)
- キャリコ(三毛)
- 各種タビー(縞模様)
これだけバリエーションが豊かだと、きっとあなた好みの毛色の子が見つかるはずです。
毛色によって性格が違うということはありませんので、直感で選ぶのも良いでしょう。
短毛と長毛の違い
毛色だけでなく、毛の長さにも短毛種と長毛種の2タイプが存在します。
一般的に見かけるのはほとんどが短毛種ですが、長毛種は「ハイランドフォールド」や「ロングヘアフォールド」とも呼ばれ、その希少性とゴージャスな見た目から人気があります。
長毛の場合は、毛玉ができないよう毎日のブラッシングが欠かせません。
寿命は平均10年~15年

スコティッシュストレートとフォールドの平均寿命は、一般的に10年から15年とされています。
これは猫全体の平均寿命(約14~15歳)と比較すると、やや短い傾向にあると言われることもあります。
しかし、これはあくまで平均値であり、猫の寿命は個体差はもちろんのこと、食事や運動、ストレスのない生活環境など、飼育環境によって大きく左右されます。
遺伝的な病気のリスクを理解し、日頃から健康管理をしっかりと行うことで、平均寿命以上に長生きしてくれる可能性は十分にあります。
健康寿命を延ばすために
- 栄養バランスの取れた食事: 肥満を防ぎ、年齢に合ったフードを選びましょう。
- 適度な運動: おもちゃで一緒に遊ぶ時間を作り、運動不足やストレスを解消させましょう。
- 定期的な健康診断: 病気の早期発見・早期治療のために、年に1回は動物病院で健康診断を受けることをおすすめします。
価格相場は耳の形で変わる?

スコティッシュストレートやフォールドを家族に迎え入れる際の価格は、様々な要因によって変動しますが、やはり耳の形が価格に影響する傾向があります。
一般的には、折れ耳のスコティッシュフォールドの方が希少価値が高いとされ、価格も高めに設定されることが多いです。
ただし、近年は立ち耳のスコティッシュストレートの人気も高まっており、その価格差は縮まりつつあります。
おおよその価格相場は以下の通りです。
- スコティッシュストレート: 約12万円~30万円
- スコティッシュフォールド: 約15万円~40万円
価格を決める他の要因
価格は耳の形だけでなく、月齢(若いほど高い)、毛色(希少な色は高い)、血統、ブリーダーやペットショップの方針などによっても大きく変動します。
あまりに安価な場合は、健康状態に問題がある可能性も考えられるため、信頼できるブリーダーや店舗から迎え入れることが非常に重要です。
遺伝性の病気リスクに違いがある

スコティッシュストレートとフォールドを飼う上で、最も理解しておくべき重要な違いが、遺伝性疾患のリスクです。
スコティッシュフォールドの最大の特徴である「折れ耳」は、「骨軟骨異形成症(こつなんこついけいせいしょう)」という骨や軟骨の形成に異常が起きる遺伝性疾患の症状の一つです。
このため、折れ耳のスコティッシュフォールドは、程度の差こそあれ、骨格に何らかの異常を抱えていると言えます。
骨軟骨異形成症について
この病気は、手足やしっぽの関節に軟骨のコブ(骨瘤)ができ、痛みを伴う関節炎を引き起こすことがあります。
重症化すると、歩行が困難になったり、高い場所に上れなくなったりします。
残念ながら根本的な治療法はなく、痛み止めなどで症状を緩和する対症療法が中心となります。
一方、立ち耳のスコティッシュストレートも同じ遺伝子プールに属するため、発症リスクがゼロではありません。
しかし、折れ耳のフォールドに比べると、症状が発現する可能性は低いとされています。
これが、健康面における両者の最大の違いと言えるでしょう。
病名 | スコティッシュフォールド | スコティッシュストレート |
---|---|---|
骨軟骨異形成症 | 症状が出やすい(高リスク) | リスクはあるが症状は出にくいとされる |
外耳炎 | 耳の通気性が悪く、リスクが高い | 耳の通気性が良く、リスクが低い |
YMYL領域に関する補足:ここに記載されている病気に関する情報は、一般的な傾向を説明するものであり、全ての個体に当てはまるわけではありません。
正確な情報や愛猫の健康に関するご相談は、必ずかかりつけの獣医師にお尋ねください。(参照:アニコム 家庭どうぶつ白書)